不気味な体験をした。
一週間ほど前、バスを降りて家へ帰る途中、カップルと思しき男女が
やたらデカイ声で「ニャッ!ニャー!フゴロ〜ゥ」と猫語で喋り合って
いるのとすれ違ったんです。
それがふざけているというよりは、一種白痴のようなあけすけさを
もってやっているものだから、そん時も非常に気味が悪かった。
人間の言葉を一言でも喋ってくれたら安心もできようものですが、
何しろすれ違う間中、ずっと飽きずに二人で猫語を使っているのだから。
まあ、何しろ二人はいかにも楽しげであったので、一風変わった
カップル?ということで特に気にもせずそのまま忘れていたんですが。


が。


今日、なんと全く同じ位置で。全く同じシチュエーションでやはり
猫語を使っている二人と出食わしてしまったのです。さすがに背筋が
凍った。あまりに符号し過ぎているのでデジャ・ヴかと思った。
一人で歩いている時はぼやーっとしているものですから、以前見たものも
錯覚だったのか、なんてしばし考えちゃいましたが、やっぱり前も
見ています。
なんなのだろう、この二人。わけがわからないが、はた迷惑なこと
この上なし。むしろ、自分が考えすぎなのであろうか。