ライブのお知らせ。

ザ・東京ロマンチックバンドpresents
ロマンチックNight
というイベントに、
かこズというバンドで出ます。
(voかこ、b大下、dr佐藤ぺく、g俺)
※ぺり井ぺり先生は、福井に出張中です。


2014.12.08 mon
18:30 open
19:00 start
Untitled (東京上野・谷中店)
http://www.untitled.tokyo.jp/
charge¥1,500(1drink付)
出演
ザ・東京ロマンチックバンド
花凛
ガリガリ君
かこズ


出番1バンド目の19時頃からです。
ビートルズなどやるかもです。嘘だけど。
愉快バンド勢ぞろい。(多分)
宜しくっす。


告知ページ
http://t.co/7PAKBwoxgi
会場HP
http://t.co/54Rqop2oxw

近況等。

Queen/I was born to love youを練習中。
ソロのライトハンド奏法とか冗談きつい。
・「ツインピークス」の続編が2016年に放送という話題を見て
20年近くぶりにDVD借りて一気に観てる。
チェリーパイと闇夜のようなブラックコーヒーが飲みたくなる。
カイル・マクラクランに憧れる。

近況等。

・先週日曜、11月に結婚する中高同級生に贈る
サプライズムービー制作のため、
クソ雨降っている中、数年ぶりに母校へ。
よく知っている友人は一人だけ。
撮影班の3人(新郎のジャズ研仲間)初対面、
あと中高一緒だったけど殆ど話した記憶ない人という
素敵メンツだ。
ふざけた大人になった僕らは
徒歩20分の通学路をタクシーでショートカット。
しかし我らが校舎は共学化に伴い解体され既にない。
唯一あるのは50周年記念館という、音楽室などが
入っている建物だ。
これの正面玄関前にいい感じの庇があったので、
それを雨よけとしつつ、
AKBの「恋するフォーチュンクッキー」を踊った。
「こんな動きでよろしくっす」ってことで
その場でスマホでPVを見せてもらい、
男らしく「わかった!」と言い放ち迎えた本番。
踊るのは自分含め3名。
結局音楽があると却って合わないと悟り
音声なしのかけ声でシンクロニシティ
三十路超えたいいおっさんたちが
「みーぎ、ひだり、みぎひだり、みぎみぎ」と
怪しい掛け声と共に合わせてステップ。
それを想像以上にしょぼい機材(コンデジの動画機能)で
撮影する撮影班。
なんてシュールなんだと思い眩暈がした。
撮影は20分で終了し、早々に帰途。
撮影班はさらに柏に移動してもう一組を撮影とのことで、
頑張るな〜と思う。
Red Hot Chili Peppers/Scar Tissueをコピーしている。
モテル曲だと思う。
・西台のラ・ファミーユというカレー屋さんが
感動的に美味だったけど、西台にそうそう行かないので辛い。

近況等。

・12月のライブに向けてAC/DCをガッツリ練習。
軟弱化した左手指が速攻で死亡、水ぶくれ後、それが破れて
新たに皮が再生してきたところで大分強化された。
いま、チョーキングやハンマリング等がやりやすい。
先日ようやく次なるBon Joviに手を出したら、
ピッキングハーモニクスばりばりで、
中坊の頃に弾けずコンプレックスになってる小技と直面。
これを機に克服したい。
嗜好と違う音楽を頑張るのはそれはそれで楽しい。
・9月の祭日に中高の同級生が結婚。
明治記念館。いい式だった。
純粋に祝おうという参加者が多かったと思う。
会場全体がぽわんとしていい雰囲気。
二次会とかなくても十分充実した式は成り立つ。
・11月にもう一人結婚するので、
彼に向けてサプライズムービーをつくる企画が出て
今週末撮影。ちょっと楽しみ。
AKBのフォーチュンクッキー風の映像にする由。
・部屋が乱雑すぎるので大掛かりな掃除を始めた。
漫画本はほとんど売ろうと思っている。
最終的にはAVラックを撤去して本棚を導入したい。
AVラックに現在置いているAVがコンポのみなので
機能を果たしてない。
埃もむっちゃ溜まるし本を置くと痛むしで、使えない。

2014年9月那須湯本・宇都宮旅行記2日目。

2014年9月20日(土)
 6時起床。身体がだるく、やばいなと思う。喉がやや腫れており、少し熱があるようだった。去年の北温泉といい、今年の春に行った湯宿温泉の時といい、なぜか温泉一泊旅行でこのパターンが多い。布団は念のため重ねて掛けたのだが、身体が冷えており、とにかく温泉に浸かり体温を上げようと思った。
 6時15分5回目入湯。朝のいい時間というのに、誰一人会わなかった。地元の人の多くは坂の下の共同浴場を使うのかもしれなかった。
 とにかく回復した気になって、部屋に戻り、布団にくたばる。朝食は恐らく7時頃であろう。やはり素泊まりにすべきだったかなと思う。
 7時過ぎに呼ばれ、朝食。

 食べ始めると意外と食欲はあるのが救いであった。温泉卵、焼き魚、焼売、納豆、漬け物などおかずはひと通り完食する。四人組はニッカズボンを履いた作業着姿で、やはり近くで現場があるのだと思った。
 予定では10時1分のバスで湯本を発とうと思っているのでまだ時間がある。8時にだめ押しの入湯(6回目)をして部屋に戻り、9時過ぎまで眠り体力回復を図った。体調はだいぶマシになったように思えた。
 9時半過ぎ、6800円也払い、チェックアウト。宿の廊下に誰かの詩が書いてあり、「松葉はまほろば 滝の湯ありて 心身やすらぐ」といったような内容だった。贅沢の基準は人それぞれだが、立地を考えると確かにここは素晴らしい環境だと思う。
 バス停のベンチで待つ。10時1分、時間通りバスが来て、黒磯に向かう。820円。
 10時35分黒磯着。一服して、すぐJRの乗り場に向かうと既に電車は来ており、10時50分黒磯発。車内はさほど混んではいなかった。半分くらい寝ていた。
 11時41分宇都宮着。初めて降りたが、駅前は仙台のようなものだと思った。高崎にも似ている。大体没個性だ。
 餃子に食指の動かない俺は、食べログで事前に調べていた獅子王というトンカツ屋さんに向かった。精肉店が営業している店で、味と値段の安さが高評価だった。西口を出て右へ向かい、125号線と64号線の交差点の角にある。「食べログ評判の店」の掲示がしてあった。ここは材料が切れると店を閉めてしまうため、正午前に着くのがベターと書いてあったので急いだ。
 カウンターに座り、ロースカツ定食とミックスフライ定食で迷った末、ロースカツにする(どちらも650円)。実録系の任侠マンガがあったので興味のある振りをして読む。

 ロースカツ定、はっきり言って感動的な味とCPだった。東京でこの内容で店を出したら殺到するだろうと思う。キャベツも甘くて美味しい。また宇都宮で食べる機会があったら来ようと思う。
 食べ終わると既に12時20分頃で、12時35分のバスで大谷石資料館に向かう予定なので軽く焦る。小走りで駅に引き返す。バスは間もなく来るタイミングのようで、無駄がなかった。
 定刻に大谷・立岩行きバス発車。何となく流れる車窓を見る。普通、この手のターミナル駅は駅前だけ栄えているという印象が強いが、宇都宮は範囲が広いというか、どこまで行っても開けている感じだった。どこへ向かう車なのか、道は割合混雑していた。
 乗客の多くは大谷観音前で降りたが、俺の降りたのはその次の「資料館入口」である。450円也。豆腐を切り出したような大谷石の断崖が既に迫力で、非現実的だ。

 資料館はまだ目の前でなく、徒歩で5分くらいの距離があった。やがて自然の奇妙な造形の入り口が見えてくる。吹き込んでくる風が心なしか既に冷たい。それは地下坑内に続いている穴で、その前が休憩スペースになっているようだった。資料館の入り口はその脇にあった。
 入場料700円也を支払い、いざ地下坑内へ。階段を降り始めると、既に空気が冷たい(12度)。風邪気味の今、決して有り難いものではなく、持参したカーディガンを羽織る。階段を降りると一気に開ける地下大空間。

 予備知識なしに行ったら大ショックのはずだが、髭虫氏に「RPGのラストダンジョン」というイメージを既に植え付けられていたので、ああ確かにその通りだなと思った。ひんやりとして湿った空気も含めて、ダンジョン感がとても強かった。天井が高くてスケールがでかい感じがいい。

 ところどころライティングされていて雰囲気満点、温度も低いのでカップルの密着度も高く、見方を変えるとセックスの前菜的スポットでもある。反面、野郎一人で来ている者は一眼レフと一脚など携えており(確かに極めてフォトジェニックな場所なのだが)、色気とはだいぶ無縁だ。

 謎のオブジェというか用途不明の遺跡チックな代物が散見されるのが「アクアノートの休日」チックでよいと思った。こういう「探索する楽しさ」がもっとあると嬉しい。
 この空間はコンサートなどでも使われる場合があるそうで、むしろそういう時に来てみたいと思った。段々寒くなってきたので地上に戻り、手作業で石を切り出していた頃の展示など見る。大谷石は耐火性に優れるが水に弱いという特徴を学ぶ。
 見るべきものも見たのでバスの時間を見ると、バスはちょうど行ってしまったところで、次の時間までに40分くらいあるのでうんざりした。
 併設のミュージアムショップなど冷やかすも、全然時間潰れず、とりあえずバス停まで徒歩で引き返す。芝生の上のベンチに座りぼーっとしつつ、先ほど一つ手前の大谷観音のバス停で大勢降車したことを思い出した。折角なので大谷観音も見てみることにする。
 バス停一つ隔てただけなのでほどなく到着。

 大谷観音の前は資料館よりも観光客で賑わっていた。最古の石仏、千手観音が鎮座しているらしい。この機を逃すともう来ないと思ったので、拝観料300円也を支払い、中に入る。

 外から奇形の岩の写真など撮っていると、お坊さんが「そろそろ説明が始まりますので、中にお入り下さい」と呼ぶ。
 中に入ると全長4mの岸壁にそのまま彫られた千手観音像。何というか格好いい観音様だった。先ほどのお坊さんがそのまま解説する。800年前につくられた観音像。弘法大師の作と言われており、シルクロードで見られる石仏と手法が同じ。千本ある手には掌に目があり、人々の行いを常に見守っている。手にロープが繋がっており、その先端に付いた布を触ると、観音様と握手したことになるのだそうで、握手するつもりで布を握った。
 その奥にも岸壁に彫られた石仏があり、こちらはアナウンスで説明があった。かつては極彩色であったという。色が付いていなくても迫力がある。曲面に彫られており、上側を肉厚にして遠近感を演出しているのがモダンであった。
 仏像の拝観はこれで終了。境内の庭園や、宝物殿を見て回る。宝物殿では、近くで採掘されたと思しき11000年前の人骨が展示されていた。20歳前後の縄文人の骨であるという。
 その後、戦後に建造されたという平和観音像を見に行く。

 全長30mぐらいであろうか、迫力があり慈悲深い表情の観音像だった。既に足が疲れていたが、観音像の頭の高さまで上れる階段があったので根性で上る。
 見るべきものも見たので気が済み、退散。バスの時間を見ていなかったので不安だったが、「大谷観音前」バス停に着くとちょうどバスが来て、とても運がよかった(これを逃すと次は1時間後だった)。
 15時43分大谷観音前発。行きと違い道は空いており軽快に進む。帰りはJR宇都宮から帰るつもりでいたが、試しに調べると東武宇都宮駅から東武線で帰ったほうが遙かに安かった(JR宇都宮〜上野1940円、東武宇都宮〜北千住1200円)。しかも時間はほとんど変わらぬので、東武から帰ることにした。
 16時4分東武駅前着。折角なので駅前のアーケードなどふらふらする。

 やはり仙台などと大差ないような感じ。折角なのでだめ押しで餃子を食べて宇都宮を楽しもうと思ったが、下調べをしていないのでどこの餃子がいいのか分からない。
 仕方ないので東武の駅前の「健太餃子」というところに入る。慣れた様子を装い、健太餃子一皿300円也とグラスビール460円也を頼む。餃子は注文から焼き上がりに8〜10分掛かるので、うっかりビールを干してしまわぬようにセーブする。

 餃子、なかなかに美味ではあるが、やはり東京で食べても大差ないように思えた。そしてビールで刺激された食欲に餃子一皿の若干の物足りなさ。しかしこのストイックさが宇都宮っ子の心意気と勝手な解釈をして、お勘定して出る。
 ほろ酔いで体調もいい具合によく分からなくなり、17時5分東武宇都宮線新栃木行に乗車。忘備録など漠然と書く。
 17時41分新栃木着、東武日光線区間快速浅草行に乗り換える。そこからはララージのAmbient3を聴きつつひたすら眠った。18時52分北千住着。駅構内のカレー名店会で牛すじカレー650円也。北千住からは徒歩で帰った。旅から戻ると日常に慣らすために無駄に歩きたくなる。

2014年9月那須湯本・宇都宮旅行記初日。

2014年9月19日(金)
 8時50分頃起床。朝は今シーズン一番の冷え込みとかで寒い。昨日やたらと疲れ果ててくたばったので用意不十分。ばたばたと荷物まとめてバナナ食べて9時30分出発。
 今回も黒磯までは途中の久喜まで東武線廻りで行く。このほうが上野からJRで乗るより400円ほど安く、時間もほぼ変わらない。那須に行くのは昨年秋から3回目なので流石に慣れてきた。
 車内は概ね空いており座れた。先日ネットオフで入手した「飯野賢治E0事件の真相」や木山捷平の小説を読んだり、眠ったりする。宇都宮から黒磯に向かう4両の電車は前回と同様混んでおり、開き直って立って車窓を楽しんだ。

 12時45分黒磯着。昨年O下と行った駅前の蕎麦屋「冨陽」に入る。前回は創作蕎麦が美味だったのだが、那須鶏を使った地鶏そば900円也に惹かれた。昨年、風邪気味状態で那須湯本「麺の匠」で食べた地鶏そばの味が忘れられない。結果からいうと、もちろん旨かったのだが記憶の味に届かず。記憶補正が掛かっているかもしれない。

 食べ終わり、東野交通バスの窓口で湯本一丁目までの切符を買う。「切符は降りる時に運賃箱に入れて下さいね」と親切に教えてくれる。勝手は知っているのだが大人しく聞く。
 13時50分バス来る。それなりに乗客は乗っていた。晩翠橋という橋を渡って左に折れると国立公園の敷地に入り、背の高い並木道に突入する。ここでいつもテンションが上がる。旅情が出てきたと思ったのも束の間、Nから仕事の下らないことでメールが入りいらつく。ムカツキを押さえつつ車窓を見て気を紛らす。
 バスの乗り継ぎ中継地点である一軒茶屋で大勢の人が降りた。前回夕飯を食いそびれ、那須湯本から夜道を徒歩片道30分掛けてここのセブンイレブンまで買い出しに来たので、懐かしいと思う。
 間もなく14時17分湯本1丁目着。バスを降りた瞬間奇妙な既視感。一ヶ月しか経っていないのだから当然だが、また来てしまったなーと思う。立ちこめる硫化水素の臭いにテンションが高まる。
 15時チェックインにはしてあるが、とりあえず民宿松葉を目指す。街道を一本入ると民宿街(湯川通り)がある。中腹から入り、緩やかな坂を上がる。このいい感じの寂れ具合、俗化していない感じが初めて来た時から好きだ。ほとんど人とすれ違わない。年季の入った民宿もぱっと見、やっているのかどうかすら不明だ。そのまま廃墟と化しているものもある。
 やがて共同浴場「滝の湯」と、湯川に掛かる小さな橋、その先にある民宿松葉が見えてくる。

 もはや見慣れた光景。前回別の宿に泊まった際も、この一角の佇まいが素敵に映り、いつか泊まりたいと思ったのだが、まさか一ヶ月後に実現するとは分からないものだ(ちなみに二週間ほど前には髭虫氏がここに泊まっている)。
 感慨に浸りつつ民宿を写真に撮っていると、滝の湯からおばさんが現れて一直線に松葉に向かってくるので、押し出されるようにして玄関に入った。最初、泊まり客なのかと思ったら宿のおかみさんらしく、「お泊まりの方ですか」と問われ、促されるままに記帳。

 2階の和室10畳に通される。鍵は先月泊まった遊季荘と異なり、部屋の鍵と共同浴場の電子キーが一緒に付いていた。「くれぐれもなくさないで下さいね」とのこと。「シャンプーはお持ちですか」と問うので「無い」と言うと桶とシャンプーを貸してくれた。「シャンプーは使えますので。ボディシャンプーは、何か使えないという決まりなんですけど」と軽く不服そうな物言いだった。夕食は18時の旨。
 窓を開けて空気を通す。窓から滝の湯が見えた。破れている網戸がティッシュで応急処置されている。風はよく通り気持ちよい。とにかく10畳を占有できるのは贅沢だ。設備は古いテレビデオ、ポット等。ひとまずお茶を入れつつ、煙草を吸って落ち着く。
 15時頃、滝の湯へ行く。

 地元と思しき先客が3名。「こんにちわー」とフレンドリー。間もなくいなくなったので占有状態。浴槽は「熱めの湯」と「ぬるめの湯」の二種。主に前者で頑張る。
 湯の吐出口に棒が突っ込んであるので、引き抜いてみると熱い湯が勢いよく出てくる。これで温度を調整しているのだろうか。しかしこのデザインはフロイト的なアレだなあと思う。棒状である必然性はないような気がする。
 欲張って長湯した後、上がる。この、酸性湯から上がった瞬間の快感は名状しがたく脳髄がパカーンと開く感じがする。滝の湯のいいところは、目の前が湯川で、ベンチもあるところだ。マイナスイオン大量放出だと思う。そこでヘロヘロになり、宿に戻る。水を買っていないことに気づき、ポットのお茶を飲み座布団を二つ折りにして横になると一気に眠気。抵抗せずそのまま落ちる。湯に入って仮眠というのはとても湯治的な過ごし方だと思う。
 40分ほど寝て16時10分に起きる。夕飯前にもう一度湯に入りつつ、商店が閉まらないうちに水等を購入しようと思い外出。ところで共同浴場については「滝の湯」の説明しかなかったが、このキーで坂の下のほうにあるもう一つの共同浴場(行人の湯?)にも入れるはずだった。そこで、試しに坂を下って確認することにした。前回宿泊した「遊季荘」を目視確認。今回は取れなかったが、お気に入りの宿である。

 共同浴場でキーをかざすと、案の定入れた。先客は一人で、地元の人なのか、肩のところに見事な彫り物を入れたおじさんだった。フレンドリーに挨拶。「さっきもお客さんと話してたけどよ、まあいいことないね」とぼやく物言い。「その通りだね」と返す。「九尾祭りっていつまでだか知ってる?」と聞くので「知らない」と返す。なまりが強く、何を言っているのかやや聞き取れず。
 そのうちおじさんは出ていったので、またも独り占め。外装は滝の湯と大きく違うが、内部はそう変わりはない。むしろ古びれた感じがあって、落ち着くという気がしないでもない。よく見ると大量の湯の花。温泉好きからしたら垂涎モノだと思う。
 すっかり長湯して出る。前回も立ち寄った田中商店で水を買う。ビールを迷ったが、部屋に冷蔵庫がないのと、宿の中に自販機があったのを確認したので止した。つまみ用にスティックチーズと、普通の水を買おうと思ったのだが、「飲む温泉 那須おんせん水」という飲泉用の水が売っていたのでこれにする。レジでおばさんが「温泉と書いてありますけど、無味無臭ですので」と教えてくれる。ここの店員さんは接客が気持ちいいので好きだ。
 既に17時頃だったが、温泉神社殺生石を散歩するなら今しかないと思い、早足で見て回る。お盆時の前回に比べて流石に平日夕方は人気が少ない。足湯に入ろうと思ったが素通り。
 17時40分帰宿。夕食に呼び出されるのを部屋で待つ。素泊まりのほうがこういった気兼ねはないかも。持参したiPadを起動すると、何とWi-fiが使用できるので驚いてしまった。
 18時お声が掛かり、1階の広間にて夕飯。

 客は俺の他に40歳くらいの一人客、あとは恐らく建築業者の職人が飯場代わりに長期滞在しているものと思しき四人組であった。40歳くらいの男は謎めいていて、この宿の常連らしくおやじさんと親しく話していたが、2、3日前は青森の十和田湖に遊びに行っており、来週もここに泊まりに来るようだ。しかも「再来週は埋まってるんだよ」と言われており、毎週のように来ているようなのだ。一体何をしている人物なのだろう。
 食事のメニューはそれぞれ異なり、俺のテーブルが一番豪華のように思えた(しゃぶしゃぶの有無が大きい)。刺身、鮎、茄子の味噌和え等。ボリューム満点で、民宿の食事としては旨い部類だった。しゃぶしゃぶ、のろのろ食べていたら火が途中で尽きてしまい、後半生野菜になってしまい失敗。上野公園でもデング熱発生、などのニュースを観て、マジかと思いながら食べる。民宿の飯は、テレビと相性が良いと思うのは気のせいだろうか。
 結局俺が最後までのろのろ食べており、「ごちそうさま」と声をかけて部屋へ戻る。俺は完食したが、他のテーブルを見ると皆豪快に残している。
 部屋に戻り、折角iPadBluetoothキーボードを持ってきたので少し小説を進める。いつか温泉地にカンヅメしてみたいものだと夢想するのだが、結局温泉に入りまくって終了しそうな気がする。

 20時、滝の湯に行く。最初、先客が3名ほど。しかし間もなくいなくなり、占有状態。結局、長湯できるような温泉ではないので回転が早いのだと思う。湯上がり、ふにゃふにゃになりベンチに座る。先ほどの温泉水を持参するのを忘れ、どのみち飲むと思ったので鹿の湯前の自販機でポカリスエットを買う。結局今回も鹿の湯に入らず仕舞いだった。毎回本家に入ろうとは思うのだが、共同浴場が十分素晴らしいのでついどうでもよくなってしまう。
 部屋に戻り引き続きiPadを弄くる。Wi-fiが繋がるとついネットを見てしまうので一長一短だなと思う。布団は押入れにあるのを勝手に出して敷く式。酒が入る前に準備する。
 22時30分寝る前に滝の湯。これで4回目。時間の遅いせいか、終始誰もおらず快適。湯川沿いでマイナスイオンを吸引しようと思い、以前本で読んだように肺の容積をイメージしつつ腹から胸まで一杯に空気を吸い込んだ。
 玄関は既に電気が消されている。玄関前の自販機で、350mlのアサヒを350円也購入。部屋でそれを開けると、盛大に泡が吹き出し、前にも同じパターンがあったことを思い出す。

 歯を磨こうと思ったが、部屋に歯ブラシがないことに気がつく。うっかりして持参してこなかったのでもはや諦める。23時30分就寝。

近況等。

・3連休は漠然と過ごしたのでやや勿体ないことをした。


・小説、リライト地獄に陥っている。
少し手直ししてはプリントアウトという悪循環フローに陥り、
改善しようと思った結果、Bluetooth対応キーボード購入。
第一稿の入力には断然POMERAが良いのだが、
POMERAは一つのファイルの文字数制限があって
幾つものファイルに分割しないとならず
リライト作業にいまいち適さない。
といって気軽に持ち運べるほどのノートPCもないので
iPadを活用するのが適切と考えた所存。
BUFFALOのBSKBB15というキーボード3000円也。
折り畳み式かつ軽量で携帯性に優れいい感じなのだが、
何故か文字入力に癖があって、改行時に1回押しが2回カウントされたり、
言葉のつなぎ目で「〜を」と書く場合に「wo」と打っても
どうしても「っを」になってしまったり
謎の不具合が発生し、かなりのストレス。
アプリを変えたりしても改善せず原因がよく分からない。
ひょっとしたらOSを更新すれば治るのかもしれないが
動作が重くなるのが嫌で現状手を打てていない。
iPadBluetoothキーボード使っていると
ケーブルが一切ないので未来人になった気分は出る。
最近、木山捷平私小説にしびれており、
お手本にしたいと思っている。


・かじろー氏友人主催のLIVEが12月9日にあり、
それに出ることになった。
今年の年末ライブはこれに乗っかって終わりになりそうだ。
peri氏のいないホームタウン+かじろー氏という面子。
月曜夜に神保町ティーヌンで選曲を検討した結果、
なぜかAC/DCをやる羽目になった。
黙々と練習。指の皮が剥けてひどいことになっているが
ちょっと楽しくなってきた。