今週は何かに呪われてるんじゃないかと思うくらい
フロイトにてんで手が付かない。


本日夜中から徹夜でやろうと意気込んでいるところに
一応日課であるところの彼女との電話において見事喧嘩。
憤りが収まらず頭脳活動どころではないという不可思議。
それもまた実にくっだらない喧嘩であり、
発端は免許を一向に取ろうとしない自分の怠惰について
一言されたのがきっかけであった。
言われたからには仕方なしに、
自分がいかな理由において免許を取らぬか、
つまり単にモチベーションが低い、また都心にいる限り
小回りが効かず不便であり、車代・維持費が嵩む、
石油価格の高騰、気まぐれな自分は身一つでうろうろしたい、
などをあらかた並べ立てた上で、
そんなわけで今は取らぬが、いつか気が向いたら取ります。
との旨告げると、極めてリアリスティックな彼女は
「今取らなきゃ一生取れないよ。ンな、まとまった時間
 取れるわけないじゃん」
と仰せられる。
そらそうだけどよ、着地点のねえ発言すんなやと思った私は
それでも怒りを押し込めつつ妥協の言葉を誘うために
まあしかし、年を取ってから免許を取得する御仁も
居るわいな、といった発言で事を丸く治めようとしたのだが
極めてはねっかえりなニヒリストである彼女は
「ふーんそれ寂しいねえ」
などと仰せられる。
私はこれで完全にカチンときてしまい、
そこから先はまあ、恋愛経験のある方ならお察しの通り
話がどんどん根源的な方面へ飛躍して、
無駄なことを掘り下げ掘り下げし、
彼女はお得意のだんまり作戦に出るわで
こちとら受話器を相手に一人で悶絶のプライドガタガタ、
2時間の格闘の末残ったモノは苛立ちと疲労のみ、という
最低の結果なのでござんした。
フロイトもナンも放っぽり出して伊豆あたりに
隠遁したい心持。