Junk Reviewの本どうだろう。

サブカル関連の書籍ってのはおしなべてそうだけど
レコードガイドとか楽譜とか、高すぎますよね。
たかだか紙なのに一体どういう付加価値で
一冊二千円もするような値段がついちゃうんだろう。
そりゃ買うヤツしか買わないから単価が
高くなっちゃうということもあるんだろうけど。
ネットで検索かければ大抵の情報が手に入っちゃう
時代にあってナンセンスもいいとこじゃないか。


第一、装丁が凝りすぎてるよな。
どんなチープな紙質でもいいから中身の詰まった
レコードガイド…あったら俺なら買うなあ。
第一、作りがカッコよすぎると線引いたりするにも
いちいち勇気がいるしねえ。
ズタズタの状態の本のほうが読む分には気楽じゃん。


イヤ、先日神保町の本屋街をうろついてて
(そういえば今古本市やってますな)
音楽の書籍ばっかり扱う本屋でつくづくソレを
思わされたんですよ。
ああいうところは商売する気ないというか、
売ることより質の良い品を揃えておくことが
大事だから高いのは仕方ないんだけど、ちょっとね。


というようなことを考えて…
やっぱなかったら自分で作る精神だよなあ、と。
レビューサイトも今完全にストップしてて
どうにかせんければ、って状態なんだが、
せっかくだからモチベーションを上げることを
兼ねて今までのレビューをまとめた本を
作ってはいかがかと思ったんだけど、どうだろうね?


言われるまでもなくマーケティングの問題を考えると
厳しい気はするんだけどさ。
今まで中途半端なものはいくらでも作ってきちゃったし、
こう無節操に書いてきてしまったものをそのままの形で
本にするのは気が咎めるというのはあります。
俺の友達なら買ってくれるだろうな、という
甘えは正直あるけど、全くの見ず知らずの人間に
アピールできるか、というとやっぱりムリだと思う。
(せいぜい50〜100部位なら友達だけで
 充分掃ける気もするけど)


ただ、現実問題こういう作業をできるのは
費やす時間を考えると俺は今しかないんですよね。
だし、書いてる本人だから当たり前だけど
俺個人はすごく読みたいんだよな〜。
いつも鞄の中に入れて、線引いたり付箋貼ったりしたいね。
それはもう最高に贅沢な気分だろうね。


作るとしたら、方針はもうただひとつ。
コストを極力まで抑えて、定価を極限まで安くすること。
相場が高まりまくってるサブカル本に一矢報いてやりたいからね。
B5両面印刷の…何ページに収まるんだ?
レビューって既に200個位あるんだったな。
1500字×200=30万字!?
1ページレビュー1個ずつでも200ページじゃんか。
なんてこった、もう手が付けられない状態に
なってたんだね。
特別企画も載せると・・・うう〜ん頭イテエ。
となると、泣く泣く外すやつは外して…という形かな。
コピー本の限界って何ページ位なんだろ。
ホッチキスを諦めればどうにでもなるか。
イヤ、なにより単価が上がっちゃうのが問題か。
そもそも枚数が多いから労力と経費と考えても
オフセットの方が賢いんだろうか?
うう〜んうまいやり方を考えないとな。


なんて、ちょっと具体的になってみたけど
果たしてこの話まとまるかどうか。
色々と天秤に掛けてやる意味あるのか。
そもそも、ネットというタダで見れて
どこからでもアクセスできる、というところに
Junk Reviewの存在意義があったんでは。
そんなことやる労力で新しいレビューを
増やしていった方がいいんじゃないのか。
むしろ、本作りたいんならもっとちゃんと
方針決めて新たに原稿書いて…ってやらなきゃ
イケナイんだろうか。
俺当事者だからイマイチ冷静になれません。