『森山・新宿・荒木』

迷っていたが写真集、どうしても欲しくなり、
買ってきてしまった。


写真集は高価なのがきつい。
今月号の『Studio Voice』誌のネタがタイムリー。
http://www.infaspub.co.jp/studio-voice/sv-backissue/contents/2003/sv-contents.html
写真集、収集し始めたら実際止まらないと思うよ。
くわばらくわばら。


しかし、3500円の価値をしっかり納得させられて
しまっている自分がいるのが、また危険だ。
この人たちの、自分の撮りたい絵を熟知しているのは
本当に素敵だ。
「写真機は性器」と断言してしまえる荒木はスゴイ。


写真は言葉よりも丸裸で、文学よりもっともっと
パーソナルな表現だと思う。
本来、己れの無意識を知ることほどコワイことはない。
例えば、自分が異常性癖抱えているなんて、普通は
認めたくないわけだから。
しかしそういう、社会性の中で生きる自分にとって
認めたくない自分をどこまで追求できるかが、
写真の良し悪しを分けると思う。
少なくとも俺はそこに興味ある。
この写真集だけじゃないだろうけど、すごい。
見ていてこっちの存在が危うくなる感じ。ぞくぞくする。