バカは死んでも治らない。

昨日はいよいよ一人暮らしに乗り切る洋美の引越し先を
探しに、不動産屋に付き合ったわけですよ。
御茶ノ水のスタートラインというところをフィーリングで
選んだわけですが、担当者のI部さんという人が
実に有能で、誠意があって、短時間の間にこちらの条件に
合う物件を全部洗い出してくれたのです。
7、8月というのは家賃も初期費用も最も安く済む時期で、
入居予定8月末までがぎりぎりボーダーラインであるとの
旨も聞いた。


その上で早速内覧を二件やって、蔵前のリフォームしたての
素敵物件を、結局敷金・礼金下がらなかったけど、これが
色んな意味において良い物件なので、なんとか契約まで漕ぎ着けた。
分譲マンションで、先方にも不動産が入っているのだが、
その不動産が10〜17日までお盆休み。
そのため日割りもうまい具合に効くのだが、 即急に
手付金(預かり金と言うらしいが)を振り込み、 住民票・
保証人の所得証明など必要書類を洋美の親に集めて
戴かないとならない。


でだ。


洋美の親が稀に見るほどロクでもないというのは以前から
よ〜く知っていたんですが、あろうことかこの段階になって
ごねだしやがったという。


確かに、確証を取らずに親の名前を保証人欄に勝手に書いたのは
まずいのかもしれない。
しかしこんな話は以前から打診があって、その時点では別に
反対されたというわけではなかったのだ。
第一、そういう親だというのは承知しているから、金銭的な面に
おいて一切の援助を受けないという前提のもとに安い物件を
無理して探したのだ。


ここで要求しているのはたかが書類集めであって、それを
拒んでいるというのはどういうことか。


挙句の果てには「お金がもったいない」と言い出したそうだが、
テメエらの金じゃねえじゃん。
その発言は、洋美の稼ぎ出した金を自分らの都合のいいように
利用しようっていう魂胆が丸見えじゃん。


一人暮らしは危ないだのととってつけたようなことを言うが、
洋美が実家に留まっている気がないのは分かりきっていることで、
じゃ後は無断で家出するしかねえじゃん。
そしたら保証人の必要ない物件とかを探すわけだろう。
その方が住環境としていかに危険なのか分からないのか。
もっと言えば、若いうちに苦労をさせてやるのが親の愛情の掛け方
だってことが分からないのか。


さらに言えば、おのれの老後は想像したことがあるのか。
最終的に世話・介護が必要になるのは自分らであって、
そんなときになって泣きついてきたとして、そんなの俺はもう
全く知らんよ。
俺は全部石に刻んでいるからね。
路傍で野垂れ死んでいただきますよ。


と、俺は完全に腹に据えかねまして。
今のところ、もうお付き合いが3年半以上になるにも関わらず
親御さんとはほぼ口も聞いていないという、ニュートラルな状態
なんですが、今日はいっちょ大喧嘩をしてこようと思います。
こんなところで、こんないい話不意にしてたまるか。
クソ暑い中嫌な顔ひとつせずに不動産同士の嫌な駆け引きを
請け負って奔走してくれたI部さんにも報いなければ。
そして是が非でも俺の納得いく返事を戴いてこようと思います。