先日。

漫画本写植屋勤務のO氏と仕事帰り落ち合い、密会。
メキシコ料理の老舗エル・アルボリート。
最近ちょくちょく行くので顔を憶えられるのはともかく
メニューまで記憶されているのにはプロイなと感じた。
ていうか僕が単純に惰性野郎ということかもしれません。
だがしかし、ワカモレ美味なんですよ。


O氏との会話は最初に会った頃から変わらない。
最近感動したこと。
最近聴いたCDでよかったことや、読んだ本でよかったこと。
あれをこのタイミングで、こういうシチュエーションで
読んだら「どえれぇ良かったわー」など。
そういう話は聞いていて嬉しい、楽しいものだ。
なんてステキなやつだと毎回参ってしまう。


批評めいたことなんて言ったって仕方ない。
本当は心を奪われたいだけなんだ。
そういうシンプルなことを僕はしょっちゅう見失っている。
ハッとそういうことを気づかせてくれる。


最近行きの電車で『Let It Be』の「I've Gotta a Feeling」を
何回も聴きかえしているとか、安吾の「石の思い」を
今読み返すとガツンとくるんだわーとか、そんな話。
それだけのことなんだけど、そんな話の端々から
フィーリングがガンガン伝わってくる。
会話もセッションなんだ。ステキ。