情熱大陸。

ＴＢＳの「情熱大陸」に飯野賢治が出た回（99年の12月12日）の
映像を観る。
とてもアツくなってしまった。
Ｄの食卓の１作目を久々にやり返してみたくなった。


でも彼がゲームを作らなくなってしまった理由もちょっと
理解できる気がした。
結局彼のゲーム作りの原点になっているのは
彼自身の原体験としての母親の不在なんだよなあ。
それが作品の中にそのまま昇華されてて、
彼自身が作品になってしまっているところが
よくも悪くも飯野作品のテイストだったんだけど。


すげえ幸せそうなんだな、家庭が。
ちょっと憧れてしまう位の感じ。
彼は満たされてしまったから、作品を作る必要が
なくなってしまったのかもしれない。
そういえば、自伝本でも彼自身、
「結婚すると男としてのプライドのハードルがめっちゃ下がる」
って書いていたしね。
自覚しながらも、違う幸せに向かっているのかもしれない。
１ファンとして彼の作品が遊べないのは淋しい話だけど、
彼が男として最終的に家庭に向き合うという選択したなら、
それはそれでひとつの衝撃的な表現だよな。
色々と考えてしまう。