茶水楽器屋街に。

juriano2005-06-03

大下と行ってくる。
目的は、俺はセミアコ修理。大下はベースを見当付けに。


セミアコは、ジャックとツマミ(バランスなんたら。用途不明)
修理で一万程度掛かるようだ。しぼん。
あと、ハードケースしかないのでソフトケースも買うことに
なるだろう。しぼん。とにかく修理に出す。


大下の現在使っているのはレスポール型の、バキバキした音が
出したい人用のベースなので、うちらの音には合わない。
また彼の趣味がバキバキからポワーンに180度変化してしまった
こともあり、なんとかレコーディングまでに新調したいという
経緯なのだった。
今のベースも中古8万した悪くないやつで、買ってまだそんな
経ってないから心苦しいわけだが。


ひとまず4万位のセミアコベースを弾いてみる。
案外音がびびってよろしくない。別にセミアコベースが
ポワーンという音がするわけではないらしい。
楽器屋の兄ちゃんが言うには、暖か柔らかい音を出したいなら
ベストなのはヘフナーのヴァイオリンベースだという。
しかし大下はヴァイオリンベース=ポールマッカートニーという
イメージが強烈すぎるから避けたいという。
かと言って、次にポワン系のフェンダージャズベースは、
ストラト系のフォルムが嫌いだからダメだと言う。


ワガママを言わずにとにかくヘフナーを弾いてみんさい、
ということで14万のやつを試奏。
まず、そのボディの強烈な軽さに驚いた。ネックも細い。
そして、弾く。まさに柔らかく暖かい音。
スゲースゲーと興奮する。俺も触らしてもらう。良い!
チャンネルの切り替えもなんかチープなスイッチでイカス。
すっかり魅了されてしまったが、14万は結構苦しい。
その脇にあったやつは、22万もした。


ヘフナーは高いから、他のヴァイオリンベースはどうなんだ?
ということで、グレコの4万位のやつを弾かせてもらう。
全然ダメ。あの音を聴いた後だと俄然しょぼい。
結局あの音はヘフナーの専売特許だということが分かり、
静かに興奮しつつ緩やかに落胆しつつ、喫茶店でだべる。


バンドの各楽器のバランスについてあまり厳密に
詰めていなかったので、そういうことを話す。
一方で、一つ覚えみたいにストラトレスポールというのは
つまらんなーというのもありつつ、しかしその意味も
非常に分かる。じっくり考えたい。
なにしろヘフナーの音はとても良い。憧れる。