山口冨士夫『村八分』

juriano2005-11-04

買いました、読みました。
あーよかった〜、よくないわけないんだけどさ。
俺は読んでいて関係ないこと、自分らのバンドのこととか
オーバーラップして考えちゃってまだ冷静に読んでないから
あんまり内容は言わない。
ダイナマイツ時代から村八分時代、再結成のときのこと、
現在のことも含めて沢山書かれています。
あとギタープレーのことや、アンプのセッティング、
ギターそのものについてとか、具体的に細かいことが
語られているのがすごい。
ミュージシャンだよ、徹底してるっていうか、
とにかく嘘がなくていい。


あと、冨士夫さんが最近のこととかに言及してると、
何かドキッとしちゃうよ。
今生きてるんだから当たり前なんだけど、俺のリアリティに
してみりゃ死んじゃったチャー坊も冨士夫も同じところに
いるんであって、
「この前飛鳥新社から出たチャー坊の遺稿集、あれは
素晴らしいよ」とか言われちゃうと、ドキッとするよ。
俺もあの本、出てすぐ買って読んでるからさ〜、
当然だけど、そりゃあ冨士夫さんが読んでないわけ
ないんだけど。
同じ本似たようなタイミングで読んでるってどうしても
妙な感じだよ。


俺CD付きって買ってから気づいたよ、3000円って、
高い本だなーと思ったら。
色んなところから引っ張ってきた音源で、ちょっとした
ベスト盤っぽい感じだよ。
スタジオライブの「くたびれて」も収録されているし。
これから村八分聴く人にもお勧め。