越後湯沢に。

juriano2005-12-24

爺さんが湯沢に持っていた別荘を売り払うと言うんで、
洋美とその前に行ってきました。スキー、5年ぶり位に。


別荘と言ってもライオンズプラザのマンションの一室で、
真横にゲレンデというかなりスキーヤーには贅沢な立地。
しかし、出発前になって気づいたんだけど、
そのゲレンデ実はまだ今シーズン、オープン前らしい。
ガーン。


まあなんとかなるさと言うことで、出発。
21日夕方に新幹線で上野を出て、一時間ちょっとで到着。
なんか、来る前から真冬並みの降雪とか聞いてて
やべーなと思ってたんだけど、実際すごかったです。
通りに寄せ集められている雪の高さは身の丈以上。
でも運よくそのときは雪降ってなかったんで
マンションまで普通に歩けた。
マンションは温泉街からだいぶはずれたところに
あって、駅からは徒歩15分くらい。
外から見たら、全然部屋の明かりがついていなかった。
荷物を置いて、また駅前へメシを喰いに。


まだ7時前だったけど、温泉街は見事に閑散としていた。
23日位になったら一斉に開くんだろうか。
ストリップ劇場とかやっているのかな。
とりあえず、むかーし入った記憶のある中華屋さんへ。
お客さんは地元人っぽいカップルが一組いた。
肉炒飯を頼んだ。塩っぽかったけど喰えた。


食べて、またクソ寒いなかを戻る途中、マンションと
隣接してるホテルの車が後ろから来て、止まった。
「乗っていきますか?」
この先はマンションとそのホテルしかないのだ。
うおーラッキー。ありがたかった。


風呂は、隣接してるホテルの大浴場に侵入した。
って、これはマンションと提携してて公認なんだけど。
とにかく人が誰もいなくて、すばらしかった。
サウナにはまった。雪を見ながらの露天風呂もサイコーだった。
この後、毎日朝風呂に通った。


二日目は、コンビニで買っておいたパンを食べて、
荷物の大半を占めるスキーウェアを着て、湯沢高原スキー場まで歩いた。
http://www.yuzawakogen.com/ski/
朝のニュースを見ると、大雪で警報が出ていたけど、
まだ雪も降ってなかったからなめてかかってしまった。
これが割とマズかった。


このスキー場は麓からロープウェーで昇っていくんだけど、
ロープウェーが雷雲の影響で動いていないということを
スキーを借りた後聞かされる。(もちろんレンタル料は戻ったけど)
しばらく粘っていたら、受付のオバサンがきて、今日は動く見通しがない
ということを聞かされる。途方に暮れた。


仕方なく別のゲレンデに移動しようということで
外に出たら突然すごい雪に。これでは歩けない。
しかし、どうやらいくつかのゲレンデ間を巡回する無料バスが
出ているらしいことを知って、それに乗ることに。
それで、レンタル料とリフト代が高くて嫌だなと思っていたけど
背に腹換えられないので、GALAスキー場に移動。
http://www.gala.co.jp/


ここはどうやらリフトが動いているみたいだったが、
時間はすでに10:30くらいで、リフトの半日券は11:45からの更新。
料金がだいぶ違うので、早めのお昼をとって午後から滑ろうという
ことにした。
GALA内軽食屋でミートソースパスタを喰った。
そしたら、料理を待っているときに電気がチカチカして、暗くなった。
どうやら落雷があったらしい。またしてもリフトが止まってしまった。
うーんどうすんべーと言いながらパスタをもそもそと食べていると、
リフト券を買ってしまった客対象に、リフトが動いている別の
スキー場に移動するバスが出るとの放送があった。
うーん、オレらリフト券買ってないけど、これに便乗しちゃおうぜ?
ということで、これに乗って布場スキー場へ。


で、降ろされたはいいんですけど、目の前リフト乗り場で、
あと何もないの。
スキーレンタルもレストハウスもことごとく雪で埋め尽くされて、
閉まっちゃってんの。
他の客はもう皆スキー持っていてバンバン滑ってる。
吹雪に近い雪のなかで取り残されて、さあ困ったということで、
スキーレンタルやっているところを探す。


最初にセット1500円というところを見つけたけど、やっているのか
分からない。戸に手をかけると開いた。
でも、誰もいない。呼んでも人がこない。
どうやらここは旅館が副業的にやっているレンタルショップらしい。
隣の、旅館の入り口の扉を見たら、そっちは閉まってる。
やってないということか。諦めて、また探す。


道沿いに歩いていくと、今度こそやっている店を見つけた。
セット2300円とだいぶ良心的。ここで借りることに。
暖房がありがたい。家族総出でやっている感じのアットホームなお店。
子供がワックスがけを手伝っていた。
道具を揃えて、今度こそいざスキー。


持ちなれないスキーをヨタヨタと運んで靴に装着。
が、洋美が一向にスキーを装着できない。
オレも吹雪のなかでパニくって、板と靴を装着する部分の長さ調整を
いじったりしていたんだけど、実は単に靴に氷の塊が張り付いていた。
ようやくリフトに乗る。


洋美がスキーが履けなかった件で相当気分萎縮していて、
勘弁してくれよーと思ったけど、段々気分を取り戻した。
動いているリフトは一本のみで、初心者は途中で降りられる。
洋美は低いほうがいいというけどオレは急斜面を滑りたいので、
お互い譲りながら半々ずつ位滑った。
実際、雪質が完全に新雪でスピードが全然出ないので
多少急斜面じゃないと面白みに欠けた。


それにしても段々吹雪がひどくなる。
露出してる顔の部分がやばくなってきたので、一休憩。
辛うじて一軒だけやっているレストハウスを発見する。
そこで洋美はおしるこを、オレはコーヒーを頼んだ。
帽子に張り付いた雪がガチガチの氷になっていた。


寒さと吹雪の悪条件で、段々人が少なくなってきた。
吹雪のせいで視界が効かないから、実際結構危ない。
ボーダーがやたら多かったし。
ボーダーは下手くそが多くて、オレも一応やったから
分かるんだけどボードは最初なかなかスピードが
落とせなくて、止まれないからともすると
人に突っ込んでしまう危険がある。
ボーダーが突っ込んでくるのが一番危ない。
なので、結局そのあとちょっと滑って、やめてしまった。
結局3時間も滑ってないかもしれない。とほほ。


帰りは、なんとレンタルショップの人が車で駅まで
送ってくれた。これはとてもありがたかった。
バスが出てるのかどうかもよくわからなかったし。
人の温かさを実感。


駅前で夜飯用のコンビニ飯を買って、この吹雪だと
歩けないので仕方なくタクシーを拾うことに。
乗り場で待てども、なかなかタクシーが来てくれない。
タクシーは来るんだけど、乗り場まで来てくれない。
予約でいっぱいいっぱいらしい。ガーン。


そうして待っていたら、ライオンズプラザのバスが目の前に。
なんと、今日の午後からバスが運行していたようだ。
ラッキー。ついていないようでついている。
捨てる神あれば拾う神ありといった感じ。


帰って、どうも苦労した割に遊びきれていないので、
マンション内についている卓球で遊んだりする。
そして飯を喰って、また風呂に行って、サウナに入る。
その後のビールが最も幸せだった。


最終日はわりとだらだら。
朝風呂入って、今日からオープンの真横のゲレンデを
横目で見て。
ホテルのお客は、当然ながらどっと増えていた。
まあ、関係ないねー。
スキー場の脇のレストハウスでカレーを食べた。


部屋をしっかり掃除した。
もうこの部屋に来ることもないだろう。
ありがとうございました。
きっちり掃除されて生活感の全くなくなった部屋が
ちょっと寂しげだ。


今日はちゃんとバスに乗って駅前へ。
おみやげには、適当な店で明太子舞茸という瓶詰めを
買った。あんまり、おいしくなかった。
上越新幹線がちゃんと動いているか心配だったけど
問題なく動いていた。
定刻どおりに乗って、上野まで帰った。
スキーはそんなにできなかったけどなかなか素敵な旅行だった。
以上ー。