フォトグラファーズ・ハイ。

今日はいつもの如く上野をスナップしていて、
初めてトランス状態のような感覚を経験した。
マアくだらないことですけどやっぱり眼鏡掛けて
撮ったほうがいいらしいよ。
0.3とか4の視力でスナップとか冗談きついんだね。


極度の緊張状態になって近いものに意識が
行かなくなる。
被写体が「何か」というモノとしての意味がなくなる。
光が当たってるか当たってないか
ということにしか意識が行かなくなる。
ただ光を感覚するほうへシャッターを切る。
太陽を背負って、すれ違う人間を50センチ程度の
距離でひたすら撮りまくる。
なぜかこうなってくると、被写体もドンピシャの
タイミングでドンピシャの位置にいてくれる。
いてくれるような気がした。


スゲー、今ならどんな写真だって撮れる。
と思う反面、緊張状態のお陰で段々身体が
辛くなってくる。
煙草を吸ってクールダウンしたい気持ちと
興奮状態で撮りまくりたい衝動がぶつかる。


気がつくと一時間ちょっとのスナップで
200枚近く撮っていた。
多分フレーミングも狂っているし、
日差しがいいから調子に乗ってフジのISO100で
撮っていたからブレブレの可能性もあるけど。
このトランス状態になれたのが
今は何だかスゲー嬉しい。
結局音楽をやっていても、絵を描いても
文章を書いていてもこの感覚があるから
やめられないんだよ。
牛乳飲んでるやつより〜女と寝ているやつより〜
キモチEからやめられないんですよ。
なかなかこういう瞬間はないんだけども。