Judee Sill/Live in London:The BBC Recordings 1972-1973
今、このアルバムに完全にやられてます。
ジュディ・シルのBBCライブ発掘音源。
前頭葉をぶち抜かれて、ジュディ・シルに
恋してるかもしれません。
ひと夏の恋ゴコロ。
き〜み〜に〜ム〜ネキュンキュン。
ジュディ・シルは若くして夭折した
シンガーソングライター。
とにかく破天候かつ情熱的な人生を送った人で、
義父に暴力された子供時代から始まり、
強盗して何度も刑務所はいるわ、
デビュー前から麻薬中毒だわ、
麻薬欲しさに売春するわ。スゴイ。
最後は背骨を事故でやられて、手術に失敗されて、
麻薬中毒の経歴のせいで医者が鎮静剤を出してくれず、
痛みを和らげるためにヘロインを常用して
オーバードーズで死んでしまったという救いのなさ。
そんな滅茶苦茶な人生からどうしてこんな
透き通った歌が出てくるのか。。。
ジュディ・シルの歌には魔法がかかっている。
表面的にはフォークやゴスペルの要素があっても
ジュディ・シルの音楽からは紛れもなく
ブルースが聴こえてくる。
卑屈で孤独な人間像を感じさせるMCから曲が始まると一転、
ダイヤの原石のような楽曲に乗って
恐ろしく無防備な歌声が場の空気を変えていく。
音楽に救いを求めるフィーリングが伝わってくる。
ジュディ・シルの書く曲はなぜか泥臭さが一切なくて
潔癖なほど透き通っている。
そしてシンガーソングライターという肩書きのくせに
このソロ演奏は相当すごい。
ギターを弾いてもピアノを弾いてもすごい。。。
初心に返ってフィンガーピッキングを一から
練習し直そうと思わされた。
今、1曲ずつ耳コピしています。