071230Storm LIVE@御徒町Saha。

あー。終わっちまった。なんかせつね〜。
今になってせつねーよ。
来てくれた人、ありがとうねー。
ごめんね。オレは勝手に楽しんだよ。


LIVE慣れしていない僕の、今年の
高校生バンド的青春回帰レポートを書きますよ。
コトの始めは、今年の春先。
高校美術部でシノギを削った疾風迅雷氏より
1通のメエルが。
「オレと一緒にライブやらね?」
えっ、確かに彼が楽器をやってるのは聞いていた。
しかし寝耳に水。つーか、オレ今年厄年だしねー。
あんまり身動き取りたくないヨネー。
とかグダグダ考えて、ちょっと迷ったけど
懐かしの彼とまた接点が出来るのは嬉しーヨネー
というのも正直あるし、
マア見る前に跳べ!何か浮かぶ瀬があるさ〜と
楽観的単細胞的判断によって一緒にやることにした。


がしかし、バンドとしては実際カナリのところ難航した。
メンバーがナカナカ全員集まらない。来ない。
形にナラナイ。あがが。これはひょっとしてダメかね?
と思うことも一度や二度ではなかった。
途中、自棄気味になることもあった。
もしカタチにならんかったら、枠ごと僕に下さい、と
カナリ心のないコトも言ったりした。
本番を間近に控えたタイミングで、ボーカルが降りた。
急遽、疾風氏の彼女のくーちゃんがボーカルに。
今回、一番キツかったのは彼女だったと思います。
へっぽこなサウンドを短期間で引っ張ってくれてアリガトウ。


しかし40分の枠が全ッ然埋まらない。急遽ボウイのOnly Youを
投入したのは、ナントLIVEの1週間前。(先週)
その時点で、ガッタガタ。どうすんの?コレ。
セッション後の喫茶店会議はヘビイな空気。
レアチーズケーキを食してなごむ僕。


くそ忙しい年末進行ヒイヒイの仕事を終わらして、
本番当日。Only Youは布袋氏のソロを侮辱して
自分のソロを考えてつけ、何とか準備できた。
当日、朝10時から行きつけ御茶ノ水音楽館デュオ。
Only You、何とかカタチになる。
眠い眼をこすり、段々テンションが上がってくる。
ひととおり、曲目に沿って通し練習。
長丁場のグラマラススカイがなかなかうまく決まらず。
テンパる皆。


お昼食して、14時リハのため会場に移動。
ナイスなマスターの指導にてサウンド調整。
PAが思ったよりよく聴こえて安堵。
使い慣れないVOXの真空管アンプ
ディレイとか良い具合だから色々遊ぶも、
一切そういうサウンドメイキングしないのがかなしー。
なんと1時間半もたっぷりリハーサル。
ありがたいんだけど、すっかり疲れた。
すっげ疲れたです。
疲れつつ対バンのリハをぼんやり聴く。
対バンはやんちゃっぽくて良かった。
オレにはああいうノリできないんで羨ましーねー。


17時御徒町にケースケ氏迎えに行く。
「今、リハ終わったー。うんあんま緊張してないー」
とか言ってみるも、次第にじわじわくる。
テンパってるオレを大いに面白がる彼。
仕舞いにはオレのテンパリ具合が彼に伝染する。
美術部の面々など知り合いが来てくれる。
有難いやら、申し訳ないやらナンやら。


本番、ステージに上がる。
なんかギターをぶつけてしまい
「あっしまったチューニングがっ」など思ってるうちに
何か始まる雰囲気。お客さんが一杯。
最前列、眼前にはカコ兄ちゃんとサディ氏が
何やら沈鬱な面持ちで下を向いて鎮座ましましている。
ぎゃー。スイマセン。生きててスイマセン。


1曲目「女子たちに明日はない」。
ああー。なんかギターの感触が怪しい。
ギターの音圧で誤魔化すしかないと判断し
ディストーションかけまくっていたので
撫でるだけでギャーギャー言う。
手が乾いてコードチェンジが危なっかしい。がー。


40分も絶対にいかないので、MCで繋ぐ。
スムーズに喋ッてるイツキ氏が頼もしい。
オレは恐らくテンパッたトークしかできないです。
2曲目Only You。じわじわ体温上がる。
しかし、オレがちょっと今回いけなかったのは、
ステージングとかを無駄に考えて、多分、
ピュアに音楽と向き合っていなかったと思います。
しかし、まー身体が動いたほうが観てるお客さんも
楽しかろうとゆーことで、ゆらゆらくねくね動くも
相変わらず眼前にはカコ兄とサディのダブル沈鬱顔。
アレー?お客さんが冷たいぞ!
でもこの痛々しさがロックよねー。と僕は構わない。


3曲目アイデンティティ
この辺りからいい感じにヤケクソになれた。
BOSSのDS2で耳障りかついい加減なソロをする。
ギャギャギャー。フィードバックして気持ちE。
でもお客さんは、本当に引きっ放しだ!
何かオレ場違いなことやってんのか知らないけど
大変に暖かくないぞ!
でもマァー、これがロックよねー。と僕は気持ちE。


4曲目問題のグラマラススカイ。
及第の出来だったんじゃないだろうか。
ってまーオレは全体を聴くほど余裕がありませんでした。
ボーカルくーちゃんにかなり引っ張ってもらったと
思います。


時間が一杯余りつつのラスト、リンダリンダ
無理やり盛り上げてもらって助かった。
なんか、がやがやしてる内に終わってしまった。
はー。痛々しかった。
虚脱してビールを頼む。マグナムドライが染みる。
「意外と冷静にやってたじゃん」とケースケ氏。
いや全然、ぎりぎりだった。はー。
帰るカコ兄とサディに御礼を言う。
あー。スイマセンスイマセン。


今回思ったのは、やっぱり人を呼ぶことの重さでした。
だって。わざわざ電車に乗って来てさー。
しかもこの年末の慌しいなかでよ。
金払って観るか?観ないよ普通!
すっごい重いことだよなそれは。
「金返せ」ってヤジが飛ばないだけ、本当に
親切なお客さんだと思うよ。
オレは根がエンターテイナーなので、
すっげえ責任を感じましたね。
確実にお金を取れるような内容ではなかった。
だから、今回は本当に平謝り。ゴメン切腹


虚脱して解散。
帰りしな、寝坊して間に合わなかったベイダーと飯。
グルメな彼に青葉というラーメン屋に連れてってもらった。
美味い。ようやく、一息ついた。
「来年はやりますよ、ボカァ。ネズミ年だから
行動力で行きますよ、ボカァ」とぼやく。
ああ、ようやく今年の区切りがついた気がした。


最後に疾風さんとSTORMの面々にアリガトウを言いたい。
って、まだやるかもしんないんですけど。
オレはマイペースに楽しんでいただけですが
色々と勉強になりました。
おかげさまでオレの2007年はカナリ青春的でした。
こんな機会をくれてアリガトウ。I LOVE YOU。


こっそり先週のSTORM sessionを上げときます。
来れなかった人はこれを聴いて痛々しさをわかってよね。
http://www.geocities.jp/kotobukiriano/songs/071222onago.mp3
http://www.geocities.jp/kotobukiriano/songs/071222only_you.mp3
http://www.geocities.jp/kotobukiriano/songs/071222identity.mp3
http://www.geocities.jp/kotobukiriano/songs/071222glamorous_sky.mp3
http://www.geocities.jp/kotobukiriano/songs/071222linda_linda.mp3