090111SAKANA ワンマンLIVE。

曼荼羅2。
<set list>(某所より転載)
01.夕暮れ時(未収録 新曲)
02.Only One Song (BLIND MOON)
03.Johony Moon (BLIND MOON)
04.Charlie Blue Eye's (未収録 新曲)
05.ムラサキの空(未収録 新曲)
06.テネソラ(未収録 新曲)
07.星を見あげながら(未収録 新曲)
08.かみなり
09.Dear My Friend(Sunday Clothes)
10.惑星(Welcome)
11.Fan(Portraits)
12.Smile(Sunday Clothes)
13.バウンティフリー(未収録 新曲)
14.Rockin' Chair(Le Rayon)
15.Panamanian Hat(Locomotion)
16.その気になれば?(未収録 新曲)
En1.The Rocky Mountains(Locomotion)
En2.たとえば(Sunday Clothes)
En3.Miss Mahogany Brown(BLIND MOON)


sakanaは、浪人中に「blind moon」を聴いて
出会って以来、ずっと特別なバンド。
西脇氏の内省的なギター。
pocopenさんの歌声。詩の世界。
実験精神と、なによりも美しすぎるハーモニー。
ミュージシャンとしていつかはこうありたい、
という、常に憧憬の対象なのである。
胸一杯の愛なのである。


そんな彼らのライブを初めて体験してきた。
またも遅すぎた邂逅。
実は2,3日前にダメ元でメール予約をしたのだが、
時間ちょうどに行って存外に普通に座れた。
コロナエクストラ煽りつつ、時間を持て余す。


そして西脇さん、pocopenさん舞台に登場。
「何も喋らないの?」と西脇さん。
テレ笑うpocopenさん。初々しすぎる。
そして演奏開始。
早川義夫氏を初めて観たときと同じ
後頭部をハンマーで殴られたような衝撃。
ドキドキした。興奮した。
その後の2時間、リズムにのるのも忘れて
ただ食い入るように観ていた。


2人の演奏だからハーモニーの美しさが
特に際立っていた。
この編成で初めて聴けたことが本当に幸運だった。
音量も控えめなのが耳をそばだたせる感じでよかったな。
pocopenさんの歌はCDよりも若干の含羞というか、
ピリッとした緊張感が利いていて、LIVEのほうが
やはり断然素晴らしい。
MCも含めてめちゃくちゃチャーミングだった。
そして、西脇さんはなんてギター上手いんだろうな〜。
左手が見えない位置だったのが残念だ。
peri氏の言うとおり、クラシックギターを練習したくなった。
ちょっとミスタッチするとあからさまに苦虫を潰した顔を
するのが控えめでいいな〜と思った。
あと、pocopenさんのMCや演奏に対して、めちゃくちゃ優しい、
いい笑顔でニッと笑うのが印象的だった。


知っている曲と、知らない曲と半々だったが、
新曲と思しき知らない曲がとにかく素晴らしかった。
NEW ALBUMが聴けるまでは死ねないな。
「welcome」収録の「惑星」のリアレンジが
素晴らしかった。
pocopenさんが4回も5回もアレンジを変え直してしまう
というエピソードに凄みを感じた。ミュージシャンだ。
俺も妥協してないで、どんどん崩していかなければ。
しかし、成熟しているのにこの瑞々しさは
一体なんなのだろう!!この人たちは。
素晴らしいアーティストは皆そうだ。
同じ日に写真展を見た森山大道も同じ。
成熟しながらも素人っぽさを失わない。
いつかはそんな存在になりたいものだと切に思います。


とにかく贅沢すぎる2時間だった。
今後行ける限りは追っかけたいと思った。
そしてギターをもっとうまくなりたい!!


知識の樹 2007/02/25 SAKANA with Mari Nakamura at MANDA-LA2