『グラン・トリノ』

http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/
噂のクリント・イーストウッド主演・監督作品。
観ました。@日比谷マリオン。
今時、本当に素晴らしすぎる映画だった。
前日、あんどぅとろわの練習帰りに
松下邸で呑んだくれておったわけですが
かじろー氏絶賛であったので本日勢いで
観に行った。


妻に先立たれた元軍人・元フォードの修理工
ウォルターをイーストウッドが演じる。
白人至上主義者で、偏屈で孤独を抱えた人物像。
息子夫婦や孫たちともうまく接することができず、
持て余されてしまう。
そんな彼の隣人は中国のモン族の家族。
ウォルターにとってウマが合うはずもないのだが、
隣家のスーとタオ姉弟との交流を通じて
徐々に打ち解けてゆく。
そして。といった展開。


何はともあれ、イーストウッドの格好良さに尽きます。
男子たるもの、こう年を食いたいモンだ!!という
標本のような人だと改めて思った。
そして、かじろー氏も言っておりましたが、
映画全編通してウォルター宅と隣人宅のシーンしか
出てこないのに全くそれを気に掛けさせない作品の妙。
出てきていないハズの戦争シーンとかが
あったような気さえしてしまうのがスゴイ。
予算を掛けずともいい映画はいくらでも撮れるのだ。


話の展開は書きませんが、自律神経失調気味のボクは
わけもわからず涙がでてきた。
懺悔のシーンにハッとさせられた。深い。