さかな2daysライブ。

sakana恒例の2daysライブ、2日目の今日観てきた。
初日のゲストが中村達也氏だったので観たかったのだが観れず。
しかし会場に行ったらボードに中村達也(ds)の名前が!
当日4時に急遽出てくれることになったそうだ。
すばらしい。


会場前にまっさきに並んだはいいが
前売り券を入手してなかったので、ずるずる後ろに流され
外で40分近く並ぶはめになりとほほ。
やはり前売りは買わないとだめだね。
かじろー氏と落ち合い、新年会続きでぼろぼろなので
アルコールは避けコーラをチョイス。


オープニングアクトのしゃしくえはベースレスで
バイオリンやピアノや電子音をフィーチャーした
不思議なバンドだった。
細かい部分以前に、音楽に向かう真摯な姿勢が
ひしひし伝わってきて、いいなーと思ってしまった。
人の心を動かすのは結局、ここのプレーがどうのこうの、
じゃないなーと最近つくづく感じる。
独特な世界観の音楽をやっていながら、
バンドの一体感というか、精神的な求心力を保っているのは
率直に羨ましいことだと思った。


そしてさかな!
中村達也氏はさかなのピースフルな音楽が相手でも
その眼光は容赦なく鋭かった。
概ねpocopenさんを眼光鋭くガン見しつつ、
気持ちの良いビートを探りながら、
フリーダムかつ時にはきっちり刻む。
稀に雄たけびを上げながらウットリしたように暴れていた。
MCでpocopenさんがサーカスの「動物」と言ったように
まさに音楽の獣という感じだった。


最初のほうはバランス的にドラムが大きいせいもあり
中村達也ショーの様相を呈していたが、
中盤、刻み出してから魔法のようによくなった。
観ていて二人のギターのアンサンブルに意識を持って
聴けなかったのが残念だった感もあるけど、
さかなの音楽の懐の深さを改めて感じた。
さかなは元々パンクでアヴァンギャルドな音楽だから
ある意味原点を思わせる日でもあったのかもしれない。
なんにしても、ものすごく貴重なものを観れて
贅沢な夜だった。ありがとうございました。