「vanishing point」。

juriano2013-02-04

風邪で発熱のなか、peri氏と「vanishing point」観た。
ブランキーの13年前の解散ツアーを追ったドキュメンタリー。
解散ツアーだというのに、楽屋での会話が
始めたばかりのバンド小僧のように
本質的でプリミティブなのが印象的で、
ブランキーがいかに素敵なバンドであったかが
よく伝わってくる映像だった。


好きなシーンはいくつもあった。
達也が本番前、楽屋でお祈りを捧げているのを見て
浅井が「楽勝だって!楽勝」と励ましてるところ。
浅井の「全体を見るといいよ」という話。
照井の「ベースってどの位置にあるのかな?前なのか後ろなのか…
それすらわからんのだわ」という話、etc。


ツアー中盤、3人の演奏がかみあわず不調になった時の
楽屋の重い空気。
そんな中で、3人がいかにバンドに向き合っているかが
ひしひしと伝わってくる。
素晴らしくナチュラルな達也と、集中し考え込む照井。
ベンジーはバンド全体を引っ張っていて
フロントマン然としていた。


鑑賞後、peri氏とサイゼでデカンタワイン呑みつつ
映画のよさとバンドの難しさをしみじみ。
あー、バンドやりたいなあ。