日記。

明け方4時頃、くたばっている私の耳元でモスキート音。
勘弁してくれヘトヘトなのだ、と思い
黙殺を決め込むも、あまりに獰猛で耳障りな音なので
カチンときまして。
電気をつけるも敵の姿はなく。
仕方なく全身に「サラサラリ」なる馬鹿げた名前の
パウダー状虫除けスプレーを噴射しまくり、寝た。


しかし数分後、またもモスキート音。
しかも、それが感情のこもった音というか、
実にエモーショナルなのだ。
「血が吸いたいのに近寄れないじゃないかチクショ〜」
という悔しさを音全体でかもしてくる。
実にエモイ。
僕はエモは好まないので重ねて頭に来て、
完璧目が冴えた。


たたっ殺すことに決めて
しばし奮闘の末ようやく仕留めたのは
結構なサイズの蚊であった。
壁に飛び散る鮮血。
ユーウツな季節。