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『ビートルズ ラヴ・ユー・メイク』(上)(下)ピーター・ブラウン スティーヴン・ゲインズ著 小林宏明訳

アップル社の重鎮にしてビートルズとも縁の深いという ピーター・ブラウン氏とジャーナリストの スティーヴン・ゲインズ氏の共著。 以前神田で買ったやつを現実逃避気味に読み始める。 考えたら昔からはまっていたくせに、ビートルズ関連の 読み物というのは…

飯野賢治『ゲーム』

なんとなく気分が弱っていたので久々に読み返す。 飯野賢治が27歳の時に書いた自伝本なんだけど、 この本はね〜いいよ。 勇気をもらえますよ。 作品のよさを全身で感じて、そこで貰ったものを 糧にして外に発散していく、その喜びが詰まってる。 心がすご…

ドストエフスキー『罪と罰』

面倒臭い思考をシャットダウンしたいという 不純な動機で読み始めましたが、 これがあろうことかンゴイおもろい。 読むのが遅すぎてちょっと損したと思った位。 うちの大学の教授が小説のあらゆる醍醐味が 詰まってるって言ってたけど、うーん納得だ。 話の…

森茉莉「気違いマリア」

今こそ都市文学だと思うのだ。 朝鮮人だか中国人だかわけのわからない外国人どもが 東京の町を闊歩しているだけで虫唾が走り 頭かち割って脳みそ啜ってやりたくなる位の 極端なナショナリストを自認する自分だが、 どうやら右や左の紳士淑女の皆様方はそうで…

買った本

太宰治『走れメロス』(新潮文庫) 太宰治『グッド・バイ』(新潮文庫) 世阿弥『風姿花伝』(岩波文庫) 前田愛『増補・文学テクスト入門』(筑摩学芸文庫) 前田愛、ってあの前田愛じゃないです。 近年亡くなられてしまいましたが、 近代日本文学の大変著…

浅田次郎/『勇気凛凛ルリの色』 先日ようやく購入して読んでいますが、 マジで面白すぎますね。 まさに小説を地で行った、むしろ小説以上の 生き方をしていらっしゃる浅田氏の経験から滲み出る お言葉を聞いていると、ほんと勇気が湧きます。 ただし下ネタ…

『吾輩は猫である』/夏目漱石

小学校の読書感想文じゃあるまいし、何を今さら、と言うてくれるな。我輩は今これを 読んでいるものである。何故なら、先の来年度ゼミ選択に際して、夏目漱石も森鷗外も 学んでおらぬのでは恐れ多くも文学士は名乗れまい、という極めて真摯なる私の勉学の士…