Sakana／『Locomotion』

買って、一回聴いたんだけどそれ以上聴くのが
なぜか恐ろしくなり、ちょっと時間を置いてまた聴いたら、
ものすごく泣けた。
西脇氏の甘すぎるギターに、pocopenの全身に音楽を
まとったような歌が、詩が独特のシンコペーションで絡む。
Sakanaの音楽の魅力というのも、それ以上説明が難しいんだけど、
発散されてるイマジネーションの量が本当に半端じゃない。
その点は、巷の凡百なバンドとはまるで次元が違う。
立っている地平線も向いてる方向も全然違う。
波になってどんどん押し寄せてくる。
『Blind Moon』*1も素晴らしかったけど、
やっぱり西脇氏のギターはエレキでより映える気がする。
これがまたメジャーでは有り得ないような生っぽい音なんだ。
今、唯一目標といえるバンドかもしれません。

*1:'00年発売、全編アコースティックの前作。しかし、あんな名盤がせいぜい7000枚のセールスというのが信じられない。