スイミング・プール 無修正版

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001X9D5O/junkreview-22
「スイミング・プール 無修正版」って。
Amazonは毎度毎度やってくれる。


ともあれ、これは個人的に大好きな作品です。
2004年度俺映画賞でもグランプリをあげちゃいたい位好きなので
恐らく買ってしまうことでしょう。
劇場で観てもう一回観たい！と思って結局観れなかった無念もありますし。


決して万人にお薦めするつもりはないけど、
作品全体に漂うそこはかとない文学臭とでも言いましょうか、
たまらなく心地いいんですわ、色々と邪推させる感じが。
プールが作品のメイン・モチーフで、これがまたこれ以上ない位美しいんだけどね。
水は羊水のメタファーになることが多いわけですが、そうなると
プールは子宮？女性性の象徴？とかねえ。
俺劇場で観た時徹夜明けで、混濁した頭で色々考えていたんだけど、
明確に答えが提示されるわけじゃなくて、悩まされる感じそれ自体が
結構気持ち良いという。


一作家が作品のインスピレーションをどういうところから得ているのか、
作品にフィードバックして作家がどのように自分自身を変容させるのか、
といったところに主題があると観た時は思ったんですが、
また購入して何度もフランソワ・オゾンの掌の上で悩まされてみたい。