『時をかける少女』@渋谷シネセゾン

juriano2006-09-12

評判が良いから観に行った。
筒井康隆があんま好きでないので原作は読んでない。
ジュブナイル小説というやつらしい。
大林版は観たことがあるけど確か観て後悔した。


と、観る前はだいぶ距離感があったんですが
評判どおりのヨイ出来でした。
笑ったり泣き喚いたり、派手にジャンプしまくる
主人公が今時、かえって新鮮でいい。
野郎どももよいキャラだ。
クサさスレスレで鳥肌が立つシーンもあるけど
作品的にはこれで正解なんでしょうな。
タイムリープのくりかえしの演出がちょっと
くどいような気もしたけど普通に楽しめた。笑った。


ブコメ+青春群像+SF要素といった感じ。
僕のセイシュンはこんなんじゃなかったんで
ノスタルジックな気分にはなりませんでしたが、
ご都合主義的なハッピーエンドになっていないのが
よかった。
何だかほっとした。
辛かろうと楽しかろうと今この瞬間はかけがえのないもの
なのだから愛そう、受け入れようというような観念が
基調にあるのがいいんではないでしょうか。