一週間はまだ終わっていない。/

まだある!
そんな力強く言うことではないけれど。


さて先週末の話ですが、旅行ガイド本丸々一冊任され
忙殺中の加古加治郎殿と久方ぶりに呑んだ。
もうすぐ日付の替わる時刻、ひと気のない三ノ輪駅前にて
我々は落ち合った。
この辺は呑み屋っていうと地元のオッサンが集まるような
とこしかねェーんだよな。
と言いつつ、我々は大衆居酒屋を
捜しつつ昭和通りを歩いた。
ねェーなーと言って歩いているうちに浅草に着いた。
浅草来るなんざ、学生んとき隅田川の花火大会で来て
以来ヨ…と彼は遠い目をして言った。


「面倒っちいから庄やでいっか?」
と我々は浅草に来てまで庄やに入った。
そしたら、それは「日本海庄や」であった。
「お客サン…今日はイイモン仕入れてますぜ」
と粋な浅草ッ子であるところのアンちゃんは言った。
「メニューにゃあ載ってませんが…極上のネタですぜ。」
我々は疲れていたので、うんじゃーまあそれひとつ頼みますと
適当に頼んだ。
出てきたのはマグロのカブト焼き。見た目も中身もごっつい!
我々はがっついた。巨大な目玉を半分ずつ分けても
十分な量だ。そしてDHAが豊富だ。
我々は満足しつつビールおよびウイスキーを呑んだ。
小粋でない我々には日本酒でなく魚およびビールです。


彼は今担当している本のゲラ刷りを見せてくれた。
自分の作っている本がいかに手作業であるか、牧歌的であるかを
思い知った。
彼はさすがに疲労した様子だったが、「まあしょうがねぇのヨ!
生きていくっつうことは!はっはっはー」と言った。


3時頃店を出てそのまま家に行き呑んだくれる。
我々は珍しく音楽もかけずに明方迄語っていた。