見つめるナベは煮えない。

外山滋比古『思考の整理学』という本に
「見つめるナベは煮えない」ということわざが
出てきて、その通りだと思った。
アメリカのことわざらしいが、
ナベが早く煮えないかと気にしてしょっちゅう
蓋を開けていたら、一向に煮えないという意味。


音楽に向き合いすぎていてはいい音楽なんか
生まれるはずもない。
音楽の目指しているところは音楽ではない。
歌うべき素材、書くべき素材は一旦寝かせて、
自分の中で熟成していくのを待つべきだ。
もっと余裕を持たねばイケナイ。
もっと自分を知ることに時間を費やしたい。