チラシ制作記。

yuta氏発案による「からっぽNIGHT vol.2」の
告知チラシ・デザインラフ案に基づいて
スタジオ徹夜明けの昼に
不忍池で撮影をしたのが約ひと月前。
定住者の住居外壁に使用されると思しき
段ボールを拝借、現地調達し
「からっぽNIGHT」の題字を油性マジック一発書き。
オレのエフェクタケースをおひねり入れに見立て、
そこに看板をディスプレイする趣向也。
エフェクタケースの中身には、申し訳程度の小銭と
現地調達の落ち葉を配置し、寂漠感、被虐感を演出。
かじろう氏のささくれだった内面を具現化したような
題字と相まって、得も言われぬ殺気を
放った素材が撮れた。


その写真素材をもとにyuta氏より上がってきた
チラシ雛形の格好良さにしびれたのが一昨日。
昨日、早速かじろう氏と密会しチラシに入れる
テキスト、文言を詰めた。
@神保町さぼうる。


専ら悪ノリとインスピレーションによって
素敵メンバー名を考案。
背面に入れるテキストを悩んだ挙げ句
「peri君が著名人の自意識過剰で調子に乗った
勘違いコメントをしょっちゅう憎んでいるよね〜」
との話題に及び、勝手に著名人のコメントを
捏造することに。
エルヴィス・プレスリー(故人)、
フレディ・マーキュリー(故人)、
宮崎あおい岸田繁くるり)、伊坂幸太郎
ピーター・バラカン坂本慎太郎浅野いにお・・・
といった夢の豪華キャスト。
しかも、かなり真に迫った内容。
作りがしっかりしているだけに悪質であって、
実にアナーキーな悪ノリ度合いだと思う。


からっぽ企画というこの同人は、ミニコミ誌やら
レビューサイトやら、そしてバンドやら、
随分色んなことに手を染めてきた気がするが、
一貫しているのは、この、何か
アブナイ爆弾のようなものを一緒に作っている、
作ろうとしている感覚。
社会なり、他人なり、己自身なりに満たされず、
苛立ち、憤り、行き場のない衝動に殺気立ち、
隙あらば目に入るあらゆるモノをぶっ裂いてしまいたい、
という想いをどこかで共有しているのが
この集まりなんだと、ふと思った。
この同人には共犯者という言葉がお似合いだ。
地方の男子校、という虚勢された空間で
一生分煮詰められた虐げられてる感、
ハブられてる感、アウェー感をバネにして、
未だに悪フザケが続いているような気がするよ。
そんなことを、著名人の架空コメントを考えながら思ったね。


「からっぽNIGHT vol.2」は昨年同様、
12月30日に御徒町SAHAにて。
楽しいイベントになると思うから、ぜひ来て下さい。
詳細はまた後日。