『坂本龍一全仕事』

「音楽を作る坂本龍一、その全思考の記録」ということで、
創作メモやスケッチ、未公開インタビューなど、600ページ以上に
渡ってずら〜っと書かれている本。図書館で借りてきた。
正直言って理論ついていけないんですけど、それでも
分かる部分はあるので、かなり興奮しながら眺めてます。
「thatness and thereness」のコードを書いているスケッチが
あったので、アコギでコピーしてみたり、ピアノで少し弾いたり。
アルペジオの作り方、フレーズの持っている「固有性」を
大事にするっていう考え方は僕も同じ考えを持ってたので
やっぱりねーと嬉しくなったり。
「thatness and thereness」はウォークマンで聴いていて、
夜のネオンが滲む感じと最高にマッチして感動した覚えがあるんだけど
実はそういう情景から着想を得ていたことを知り、また興奮。
「B-2 UNIT」は本当に繰り返し聴いているので、聴きなれているものの
作られる過程が書かれているという、それだけで妙に感激しますな。