movie

『TAKESHIS'』@新宿ピカデリー。

http://www.office-kitano.co.jp/takeshis/ 恐るべき映画だった。 俺は、武はここらで『みんな〜やってるか!』のようなものを 撮って相対化をやったほうがいいと思っていたけど、 そのセンでは予想的中のようだ。 武はいつも本能的に自分殺しをやっていると…

『RAMONES END OF THE CENTURY』

遅まきながら観ました。 俺ラモーンズを素通りしてきちゃった節があるけど とても得るところが大きかった。 俺の場合インディーズ音楽に勇気付けられて オリジナルを始めた節があるんだけど 出会うタイミングがかみ合っていたら 相当影響されていたに違いな…

『ほえる犬は噛まない』『子猫をお願い』

ペ・ドゥナ出演作立て続けに観てみたよ。 韓国映画って全然観てなかったけど、勢いがあんねえ。 特に『ほえる犬は噛まない』はとても熱が入っていたよ。 教授の座を狙う主人公が3匹の犬に翻弄される話。 団地という舞台設定やモチーフの使い方がなかなかう…

『ディープ・ブルー』

うーん、駄目だったなあ、俺これは好きになれない。 教育番組を観させられてる気分だった。 『皇帝ペンギン』の成功してる点がこれを観た後だと 分かる気がする。 さすが制作期間に7年もかけているだけあって 映像はスゴイ。色んな海の色んなお魚が観れる。…

『リンダリンダリンダ』

http://www.linda3.com/ @渋谷シネセゾン18:45の回。 なぜだか分からないけど、奇妙な印象を受けた。 観る側として心にピントが合わなかったというか、 次に観たらちょっと変わるんだろうけど、その 印象の出所がいまいち掴めない。 映画としての起伏が乏し…

『皇帝ペンギン』

http://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/ @銀座シネスイッチ。 吹き替え版と交互にやるので、無理をして 10:40の初回を観た。それでも結構な客入り。 個人的には、エミリー・シモンのサントラが非常に良い という前知識程度で、あとは納涼とひたすら可愛い…

黒澤明『生きる』

yoshiiの影響で最近黒澤映画をようやく観出した。 今んとこヒューマンドラマ系ばっか観てるけど。 『生きる』はすごい映画でした。 役所勤めの忙しさの中で生きることの意味を失った男が、 自分の死期を悟って初めて生を掴むというお話。 主題がアメリカン・…

『皇帝ペンギン』

http://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/ この夏、期待大のドキュメント映画。 単純に「ペンギンかわゆーい」などの目の保養として観る、 もしくは「涼しそう」などのいわゆる納涼として観るなど、 まあ楽しみ方は色々とあると思うんですが、 ていうか、その…

『リアリズムの宿』

劇場で観て以来とても久々に観たけど、あの時は 山下作品を一個も観てなかったし、正直つげ義春で 引っ掛かって観たから、偏った見方をしてたかもなあ。 これすごく面白いわ。 後味もどんてん生活より前向きでいいしね。 リンダリンダリンダ楽しみだ。 それ…

『ふたりの5つの分かれ路』

http://www.gaga.ne.jp/futarino/ フランソワ・オゾンの新作、8月公開だ!楽しみだ!

『どんてん生活』

山下敦弘監督の出世作、ようやく観ました。 山下監督のオフビート・コメディの原点がここに あるのでしょうな。 裏ビデオのダビングで生計を立てる南紀世彦と、 パチンコだけが楽しみの冴えないプータロー、町田努。 はっきりした目標も持たず、都合のいい夢…

『hype!』

グランジムーブメントの顛末を描いた映画ようやっと観ました。 あー俺もメディアに煽られてグランジを誤解していたかも。 当時シアトルに発達していたシーン(グランジ前夜)が ここまで自由かつ、健全なものだったとは知らなかった。 なにしろスカウトが来…

『Last Days』

http://www.mk2.com/last_days/ 存在を知らなかったけど、カート・コバーンの最期を モチーフにした映画がやるらしいですね。日本公開は秋位? 監督は『エレファント』のガス・ヴァン・サント。 カート役(名前はカートではないけど)はマイケル・ピット。 …

『リンダリンダリンダ』

http://www.linda3.com/ 7/23公開の山下監督の新作。 音楽がジェィムズ・イハってまじ?? スウィング・ガールズ的な売り込みが気になるけど そこは山下節が発揮されることを期待してます。 とりあえず楽しみだ。

『くりいむレモン』

ナーバスになり気味なので、なんか軽いの観よう、 つうーことで、コレを観た。 山下敦弘監督の『くりいむレモン』。 まあ俺『リアリズムの宿』しか観ていないんだけど、 これの次に『くりいむレモン』と聞いて、おもしれえなあ、 何考えてんのかなーこの人、…

『誰も知らない』

観たわ。 あー・・・痛いわ。 映画的脚色に乏しいのが正直、恐ろしいんだわ。 事実を基にしている上に、カメラは恐ろしく冷静に、 現実だけを映している。 この映画で登場人物が涙を流すシーンはひとつもない。 メッセージ性を意図せずに、厳然とただ現実を …

『死ぬまでにしたい10のこと』

図書館で観た。 主人公は二人の子供がいる23歳の女性。 トレーラーでの貧乏暮らしだが、夫婦仲もよく、 幸せに暮らしている。 しかしある時突然、医者から癌を宣告され、2、3ヶ月しか 生きられないことを知らされる。 彼女は死ぬまでにしたいことのリスト…

『コーヒー&シガレッツ』@銀座テアトルシネマ。

銀座で『コーヒー&シガレッツ』を観る。 コーヒーと煙草を巡る10分程度の短篇オムニバスといった趣向。 特にそれぞれ関連性があったりするわけでもなく、全体を通じて 何か壮大なテーマが浮き彫りになるでもなく、今時珍しく 肩肘張ってない映画。 基本的に…

Where were you in '62?

『アメリカン・グラフィティ』と『I Love ペッカー』を観る。 ツタヤで2本借りてきてどっち先にしようか迷うも 『アメリカン・グラフィティ』から。 1962年のアメリカを舞台にした青春ドラマ。 ハイスクールを卒業して、大学に進む二人は 明日飛行機で発つ…

『ドアーズ』

オリヴァー・ストーンの『ドアーズ』!俺もう4回位観てる。 まあまだ前半しか観てないんだけどな。 今回はバンドとしてどう動くかの参考にもする気で観たんだが。 うー、やっぱカッコイイゼ。 あと切り口がとても良いですね。 ただバカのようにドラッグをや…

『シェーン』

実はちゃんと観たことがなかった。 加治郎さんのレビューを久々に読み返して観たくなった。 http://www.geocities.jp/kotobukiriano/reviewpage/shane.html のもあるし、去年アメリカの文化と思想という講義で 西部開拓時代のレポートを書いたりしたからとい…

『アメリカン・スプレンダー』

なんか昨日から映画ばっか観てるんだけども。 ひとまず吉井に前教えてもらったこれを観る。 アメリカのカルト漫画家ハービー・ピーカーの 伝記映画。 同名の原作漫画はハービー自身が主人公となり 冴えない日常の体験をそのまま作品化してしまう というもの…

『イン・ザ・プール』@有楽町シネカノン。

大下が試写会チケット三枚GETしてきたから、 ベイダー誘って三人で観に行く。 http://www.inthepool.jp/ まあ配役にしても、病がありつつ、それを笑い飛ばそう、 といういかにも現代的な発想にしても、積極的に 観たい類のものでないことは明らかなのだが…

『トリックベイビー』

最近、秋葉原の昭和通り口の側にあるロケットでは レンタル中古落ちビデオがほぼ全品210円で売っており あの街に行くときは寄るスポットとして定着しつつある。 まあはっきり言って置いてあるモノにはかなり ばらつきがあるのだが、眺めていたら 主演:ヴィ…

『まぼろし』

フランソワ・オゾンとシャーロット・ランブリングの コンビ一作目。 『スイミング・プール』しか観てなかったけど ようやくツタヤで借りて観た。 嘘がなくて、とても綺麗な映画だという印象。 ストーリーの大きな展開がほとんどない。 ラストをああいう終ら…

『アラキメンタリ』@渋谷ライズX。

写真家荒木経惟のドキュメンタリー映画。 トラヴィス・クローゼというアメリカ人が 荒木の写真に感動して、ついに映画を撮ってしまった というものです。 北野武、ビョーク、森山大道、果ては麿赤兒なんかが 出ててびっくりしたけど、こういった色んな著名人…

アメリカンビューティー

とうとうDVDを買ってしまった。2000円。 観た。これで三回目になるが、今回は一層目頭熱くなった。 人間として基本的な幸せ、身近にいる人の有り難味だとか、 子供の頃の思い出だとか、もっと言えば地球が回転しているから 生きていられるとか、そういうもの…

『田園に死す』

ツタヤで借りて観た。 森山大道がどこを切り取っても寺山修司、というような 評をしていたので興味を持って観たんだけど、 どこがすごいって、確かにそこが一番すごかった。 どんな絵が撮りたいかということを、迷いなく 分かっていたんだろうなあ。 作品の…

『黄金狂時代』。

http://www.cosmicpub.jp/cosmic-dvd/ 先日ドンキホーテで見つけてしまったが、このコズミック出版なる ところから出ているDVDはふざけている。 こんな名画の数々が500円だと。 けしからん!と憤慨しつつチャップリンの『黄金狂時代』、 購入してしまった…

『パーティー・モンスター』

ツタヤで借りて観た。 正直、キワモノっぽいしどうかな〜と思っていたんだけど 意外にというか、全然良い映画だった。 映像はキワモノだけど、ちゃんと映画として引いて作ってる。 作品として充分に見応えがある。 マイケル・アリグの描き方にしても、ちゃん…